NISA-なぜこんなに待たされる。【口座開設にかかる日数】
口座開設にかかる日数が長すぎて、投資への熱が冷める投資家たちが後を絶たないという。一体口座開設にはどの位時間がかかるのか検証してみよう。
口座開設に2か月も待つ?
今年の1月から始まったNISA(少額投資非課税制度)だが、NISA口座開設を申し込んでから実際に口座開設するまでに1か月以上かかるのそうだ。
長い人で2か月待つ人もいるそうだ。なぜこんなに待たされるのか?
重複口座確認の税務署チェック
NISAの【概要】で1人につき1口座と決められている。なので重複口座の有無を調べるため、税務署がそれぞれの口座開設者をチェックする。その処理期間として税務署は4─6週間という期間を設けているだ。
金融機関で申し込み手続きをしてから口座が開かれるまで、金融機関での事務作業時間を含めると、実際には最長で6週間以上かかる場合もあるという。チェックも大事だがこんなに待ちたくはないというのが、誰もが思うはずだ。
待つ間に熱が冷める投資家達
上記であげたようにNISAの口座開設に1~2か月も待つ間に投資家たちの「意欲」が冷めてしまうという事情がある。せっかくNISAに興味を持ちこれから投資を始めよう思った人たちが、持っている間に、興味がなくなっては、いかがなものか。
そういった事もあってなのか、国税庁の調べで、NISAの口座開設数が2013年末時点で約500万件近くとなったのだが、口座の稼働率は平均で2割程度にとどまっているという。
だが、稼働率2割にとどまっている原因には他にもあるという。それはNISAについてあまり知らない人たちが、投資を始めたことに原因があるという。
表だって紹介されるのは、NISAのメリットだけ。デメリットもあるという事もちゃんと把握するべきだと思う。
合わせて読みたい記事
●nisaの落とし穴
NISAの落とし穴に注意
NISAのデメリット●nisaのデメリットとは?
NISA-知らなきゃ損する3つのデメリット!
●nisaの落とし穴(第1回)
NISAのメリット・デメリット
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NISAの口座開設の落とし穴
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