NISAのデメリットとは?
日本版ISA
優遇税制が2013年12月末に終了し、新たに導入される日本版ISAを心待ちにしている投資家も多い事でしょう。ISAはイギリスなど海外では既に人気が定着しています。初年度の推定では約500万人の利用が予測されるなど、日本版ISAに興味を持っている人が多くいることは確かです。
しかし、日本版ISAがどんなに魅力的でもメリットだけではありません。事前にこの制度の内容を学び、デメリットについてもしっかり確認しておきましょう。
日本版ISAをうまく活用し、最適な投資方法を見つけるためには、デメリットをまとめておく必要があります。これらを覚えておくだけでも、日本版ISAから十分に利益を生み出せるような賢い資産運用ができるようになります。
NISAのデメリットについて
損益通算が計算できない
上場株式や、外国為替証拠金取引、デリバティブ系の投資商品は、1年間の損益を通じて計算する事が可能です。具体的には、株では失敗してしまい損失が出たが、FXでは利益が出たといった場合、利益と損失を相殺することが可能のため、税金上では有利に働くのです。日本版ISAでは、このような制度が利用不可能なので、他の口座との損益通算を計算する事ができません。ですから、株式を譲渡した際の損失なども、他の所得から軽減する事ができないような仕組みになっています。
再び投資することはできない
非課税期間が5年と設定されているため、ある程度の投資分が口座に固定される事になります。ですからISA口座に投資した商品を売却した後は、その資金を利用して再投資したとしても、非課税ではなくなります。
金融機関を変更することはできない
一度ISA口座を開設した場合、金融機関の変更は最低4年間できません。口座申し込みは2013年10月から始まりますが、各金融機関が魅力ある投資商品をプロモーションしてきますので、商品だけでなく自分に適したサービスを提供してくれる金融機関を選定する事が大切です。
ここでまとめたデメリットをよく考慮し、日本版ISAで資産運用を成功させるためには、短期間ではなく5年から10年といった長い期間、頻繁に動かす必要のない資産作りを考えるプランが必要になるともいえるでしょう。
NISAのデメリットをもっと分かりやすく↓
●NISAの落とし穴
NISAのメリット・デメリット
●nisaの落とし穴(第1回)
NISAのメリット・デメリット
NISAの口座開設の落とし穴
NISAの怖い可能性
これからNISAで投資をやる上で可能性としてある怖い点が一つあります。
それは、今まで投資をしてきた人たちが、NISAという制度が始まり、投資をする人たちが増える事を予想して先に株などを買っていた場合です。
そのような場合、NISAが始まった今、株が一番高いということになります。株価の上がる株もあるとは思いますが、一般的に株価は下がる傾向にあるという事です。それを考えるとどうなのでしょう?今、NISAの口座を作ることが得策なのでしょうか?考えものです。
そういった事を考えると今は、NISAは様子を見ておきその間FXがいいのかなと思います。FX場合、円高になろうが円安になろうが自分の投資の仕方で値段に左右されることがありません。
FXの良いところ
小さな金額で投資
FXは数千円から投資ができるのです。これは、NISAで株投資するより、ローリスクで投資ができるということです。
取引手数料が安い
FXは、外貨預金や株式の取引手数料と比較して、かなり安いです!
1ドルの片道手数料は、外貨預金は1円、FXは0.0019円~0.02円(0.19銭~2銭)と非常に安いです。 つまり、外貨取引をするなら、FXの方が安い手数料である分、大きな利益がでる可能性が高いということです。
24時間いつでも取引ができる!
FXでは、24時間リアルタイム取引ができるので、自分の空いている時間を利用して、取引をすることができます。
株式投資のように、リアルタイムトレードの時間を制限されることはありません。 サラリーマンや主婦の方など、日中になかなか時間の取れない人でも、自分のライフスタイルにに合わせて取引が可能です。
FXについてもう少し知りたい方は、こちらのページをご覧ください。
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