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NISA-知らなきゃ損する3つのデメリット!

公開日: : 最終更新日:2014/01/30 デメリット , ,

デメリットのイメージ

最近人気を博しているNISA。証券会社がCMなどで紹介している事は、NISAの良い所ばかり。NISAには、知らなければならない3つのデメリットがあります。

NISAに潜む3つのデメリット

損益通算が出来ない

損益通算のイメージ

「損益通算」は投資で生じた損を利益と合算することで節税できるありがたい仕組みですが、NISAでは損益通算ができません。その理由、対策法などについてまとめました。

損益通算とは何か

基本的に、投資を行なっていて利益が出た場合は、口座の種類や金額によって確定申告をして、税金を納めなければならないことがあります。

一方、損が出たときは確定申告する必要はないのですが、申告をすることで他の口座と合算(通算)して全体の利益を減らし、結果的に納める税金を少なくすることができます。これが「損益通算」です。

つまり、口座間での「損」と「利益」を「通算」して節税につなげられる、ということです。

それはありがたい!でも、全部自分で記録をとったり計算しなきゃいけないのか?

この損益通算は、同一証券会社の損益は自動で計算してくれます

ただし、他社間の損益は自分で算出する必要があります。証券会社が年間報告書を出してくれますので、それを元にがんばって確定申告しましょう。

知らなかったという人はぜひこれを機会に活用してみてくださいね!

しかし・・・

NISAでは損益通算できないとはどういうことか?

NISA(日本版ISA、少額投資非課税制度)では損益通算不可、と発表されています

こんなにありがたい制度なのにどうしてNISAだけだめなの?

実際のところ、損益通算ができないのはNISAだけではありません。NISAではなくても、例えば税率の違う資産どうしは損益通算ができないなどの例外があるのです。

ではどうしてNISAは損益通算不可とされたのか?

平成25年5月13日改訂の「NISA(少額投資非課税制度)に関するQ&A」(日本証券業協会)に以下のような受け答えがあります。

Q19 NISA口座で保有する上場株式に売買損失が生じた場合、この売買損失は、特定口座や一般口座で保有する他の上場株式等の配当金や売買益等と損益通算ができますか?

NISA口座では、上場株式や株式投資信託等の配当金や売買益等は非課税となる一方で、これらの売買損失はないものとされます。したがって、特定口座や一般口座で保有する他の上場株式等の配当金や売買益等との損益通算はできません。以 上

 

つまり、非課税を享受できる代わりに損益通算までの恩恵は受けられないよ、ということです。

NISAの元になった英国のISAでも損益通算は不可となっており、そこからきているとも考えられます。

損益通算不可、まで考慮した商品選び

損益通算ができない、ということは、損益通算を加味するならハイリスクな資産はNISAに入れるべきではないということになります。

ハイリスクと言われる資産運用も行なっている人の中には、損益通算を視野に入れて運用している方も多いでしょう。

しかしNISA口座にそのような資産を入れると、運用している資産に損が出ても損益通算ができず、かえって多くの税金を払わなければならなくて損してしまう可能性が高いということになるからです。

そのような点から言っても、為替リスクのある株などは儲ける見込みが充分になければおすすめはできず、まずはローリスクの投資信託がおすすめです。

現在すでに投資を行なっている人は、ご自分の資産の中で運用効率の高いものはどれか、一方で損益通算不可のハンデをどこまで抑えられるか十分に検討なさってください。

またこれから投資をはじめようかと検討中の人は、最初は考慮しなければならない箇所ができるだけ少ないほうが良いと思われるので、できるだけ運用効率の高そうな(要は、利益は少なくてもリスクなく儲けられそうな)商品を、情報収集して見極めてくださいね。

再び投資することはできない

非課税期間が5年と設定されているため、ある程度の投資分が口座に固定される事になります。ですからNISA口座に投資した商品を売却した後は、その資金を利用して再投資したとしても、非課税ではなくなります

金融機関を変更することはできない

一度NISA口座を開設した場合、金融機関の変更は最低4年間できません。口座申し込みは2013年10月から始まりますが、各金融機関が魅力ある投資商品をプロモーションしてきますので、商品だけでなく自分に適したサービスを提供してくれる金融機関を選定する事が大切です。
ここでまとめたデメリットをよく考慮し、NISAで資産運用を成功させるためには、短期間ではなく5年から10年といった長い期間、頻繁に動かす必要のない資産作りを考えるプランが必要になるともいえるでしょう。

 

以上の3つがNISAの大きなデメリットと言えます。また小さな事ではありますが、他にもNISAにとっての問題はあります。NISA口座で運用するなら知っておくべき

nisaの落とし穴
NISAの落とし穴に注意

nisaの落とし穴(第1回)
NISAのメリット・デメリット

nisaの落とし穴(第2回)
NISAの口座開設の落とし穴

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NISAの口座開設の落とし穴

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