NISAで考えるライフプランとは〜30代から始める賢い資産運用〜
今回は、最近テレビや新聞で見聞きすることの多い、NISAの30代での活用方法について、ご紹介します。
30代では、NISAを利用し、住宅資金や教育資金の一部として運用を行ないましょう。貯金と併用しながら資産形成を行なうことが大切です。
NISAの口座開設を機として、投資を始める投資ビギナーであれば、バランス型の投資信託がお勧めです。
30代になると結婚や子育てと何かとお金が必要な場面が増えてまいります。若者でも少額から気軽に投資ができるNISA制度は、将来の家庭を守るための資産を構築するきっかけになります。
30代のライフプランとNISAの関係性についてお伝えして参ります。
◉NISAによってライフスタイルの変化と共に投資を行おう
20代に比べ30代はライフスタイルが激変する年代ではないでしょうか。
会社では昇進が決まって財布にゆとりを持つことができ、同棲していた彼女と結婚し、第一子が生まれて家庭を持つ。
なにかと変化が激しく、お金に関する知識も今以上に持たないといけません。
多様なライフスタイルがある現代の世の中で、必ず持つべき知識というのは限定されるものではありません
しかし、お金の知識はどの仕事であっても密接な関係がありますので、投資の知識は持って損はありません。
お金のリテラシーを磨くことで、同じ現象も異なる解釈で見ることができて、自身のスキルアップに繋がります。
そして、そのときにNISAでの運用というのはとても良い補助になりえます。
◉貯蓄から投資運用資金を決める
30代の正社員の平均年収は約500万円です。20代の正社員が約350万円ですので、無駄遣いをしなければ貯蓄に回せる額も増えてまいります。
そこから投資に回す割合を徐々に増やしていきましょう。
生活資金を投資につぎ込むのは避けてください。貯蓄には2〜3ヶ月の生活費は確保しておくと、投資につぎ込んでも安心感があります。
原本割れや投資資金の引き出しの時間ロスを考えると、生活資金を投下するのはリスクが高いです。
◉結婚、子育て
30代の型で一番大きなイベントが結婚や子育てではないでしょうか。披露宴の資金や子育てと、時間とエネルギーが掛かります。
といいましても愛する奥さんがいるから、可愛い子供を育てたいからこそいくらでもエネルギーを注ぐことが出来るのですよね。ですが、愛だけではお金は増えないのも現実です。
奥さんやお子さんに楽をさせるためにも、会社の給与以外からのキャッシュポイントの構築は大切です。
そのような時の備えとして、NISAによる資産形成は一つの選択肢だと思います。
◉NISAで考える仕事と投資のバランス感覚
仕事と投資のバランスを養うことも大切です。特に未経験者が投資を行うと、株価の変動が気になって仕方がないです。
いきなり大額な金額をつぎ込むと仕事が目につかないと思います。個別銘柄ひとつに集中的に投資を行うと、株価が1円変化しただけで資産価値が大きく変わります。
その上、自身で取引を行わなければいけないので、仕事との兼ね合いが大変です。
オススメは積立型の投資信託を行うことです。ひと月毎に一定額を積み立てますし、信託商品は投資のプロが厳選しています。
更に世界中の地域の投資信託を少額から積み立てられますので、複数の株式銘柄を投資することによるリスク回避も自動的に行なっています。
◉NISAで始めるお子さんへの金融リテラシーの基盤づくり
今の世の中、技術の発達によって10年前ではあり得なかったことが次々と実現しております。
これから5年先はどのような世界になっているのか検討もつきません。今あなたが行なっている仕事は数年先も同じような需要があるのでしょうか。
日本では年功序列の名残や雇用法律などの要因から、あまり馴染みがありませんが、海外では簡単に労働者にクビを宣告する事が出来ます。
雇われて報酬を貰う生き方だけにすがっていては、生活がままならないかもしれません。
しかし、この先世の中のボーダーレス化が益々進むとなると、能力のある人はどんどん伸び、反対にボーとしている方々は置いてけぼりをくらってしまいます。
テクノロジーが発達しようがしまいが実力主義の世の中に移っていきます。
あなたのお子さんが成人した頃の世界を見据えて、投資の実践を通じて金融リテラシーをお子さんに伝えることが大切だと思います。
◉NISAを活用した投資信託
まず、NISAを活用すれば仕事で忙しい30代のあなたでも投資を行うメリットを最大限に活かせます。
NISAとは少額投資非課税制度の事で、専用の口座で少額から投資を行うとその年の税金が非課税になる制度です。
株式取引の非課税金額は1年で100万円と決まっていますので、アクティブな売買をしない積立型の投資信託を1年掛けてコツコツ買い続けることは、NISAのメリットを受けられやすい投資手法のひとつだと言えます。
◉今回のまとめ
投資にまだ早いも、もう手遅れもありません。資産構築の重要性を理解した瞬間に実行するのが一番です。
NISA制度は少額の資金から始められるので、リスクも少ないといえます。
また、NISA制度のメリットを受ける投資信託という金融商品は、中長期的に積み立てることで利益が出る確率が高い事が統計的に証明されています。
特に未経験者は投資に対する抵抗が強いと思います。少額から始めてかつ売上益の非課税を受けられるNISAを利用しての投資は、主体的に資産形成を行う良いきっかけになるでしょう。
NISAで始める投資信託について紹介しましたが今回参考にしたNISAで上手に活用する3つの方法とは?~投信の場合~は投信のメリット、活用法など今回紹介できない部分も掲載されています。
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