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【第3回】NISAで上手に活用する3つの方法とは?~ETFの場合~

公開日: : 最終更新日:2014/03/11 活用法 , ,

投資信託と同じような仕組みで、しかも手数料の安さなどから人気の金融商品の一つとなっているのが”ETF”です。それではNISAを利用したETFの活用方法をご紹介しましょう。

nisa_etf

そもそもETFとは何か? ~ETFと投資信託の違い~

ETFは”Exchange Traded Funds”の略称で、「上場投資信託」と呼ばれており、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などの一定の指数に連動する投資信託の一種です。

図表1 ETFの仕組み

ETFも投資信託と同じように、比較的少額の資金で投資を行うことができます。両者の大きな違いは、投資信託の基準価格(売買価格)は、1日1回のみの提示ですが、ETFの場合は、取引時間中は随時、価格が変動します。株式投資と同じようにリアルタイムで売買ができます。

信託報酬や証券会社へ支払う手数料などのコストも、投資信託よりもETFの方が安い場合が多く、信用取引も行うことができます。

そして、ETFには日経平均株価などの株価指数に連動するタイプだけではなく、規模別(大型株、中型株など)、業種別、テーマ別(例:三菱系企業など)のETFもあります。さらに、REIT(不動産投資信託)や海外の株価指数に連動するもの、金・銀などの商品指数に連動するETFもあり、銘柄数は100以上にものぼります。詳しくは、東京証券取引所のホームページにてご確認ください。

NISAを利用したETFの活用法とは?

ETFをどのように活用すればいいのでしょうか?

その前に、ETFは証券取引所で売買しますので、銀行でNISAの口座を開設する場合、ETFが購入できない場合があります。証券会社の場合でも海外ETFを取り扱っていない場合もあります。そして、ETFの積立ができる証券会社も登場していますが、すべての証券会社でETFの積立ができる訳ではありません。

現時点では、NISAは1人1口座しか開設できず、当初4年間は金融機関の変更ができませんので、購入したいETFの取り扱いがあるかどうか、NISAの口座を開設する前に確認しておきましょう。

1. 手数料の安さを最大限に活かす

先ほどお話ししたように、ETFは投資信託よりもコストが安くなっています。この部分が、ETFを活用する最大限のメリットです。したがって、投資信託で購入しようと思っているものがあれば、一度、ETFで同じようなものがないか?を確認してみましょう。コストが安い分だけ、ETFの方が投資信託よりも収益を上げやすくなります。

2. 初心者は日経平均連動型など分かりやすいものからスタートする

個別の株式投資はリスクが大きいので躊躇しているという方は、日経平均株価に連動するものなど、分かりやすいものから購入するとよいでしょう。日経平均であれば値動きはあるものの、個別の株式と比べると価格変動は小さくなっています。購入時は、万が一下落した時のことも考えて、一度に大量のETFを購入するのは避けましょう

3. 海外投資や金投資もETFで行う

海外投資を行う場合、投資に必要な情報が国内よりも限定されてしまいます。そこで、海外の市場の指数などに連動するETFを購入することで、リスクを軽減させることができます。具体的には、ヨーロッパや新興諸国など複数の国や、MSCI全世界指数などの株価指数に連動するETF、アメリカやヨーロッパなどの先進国の株価指数に連動するETFなどがあります。

ただし、海外ETFを購入する場合は、外国株式と同様に証券会社にて外国株式取引口座を解説する必要があるとともに、現地通貨建てでの取引になりますので、購入時、売却時に為替手数料がかかります。なお、譲渡益に関しては、NISAを活用することで売却益は非課税になりますが、分配金に関しては非課税の場合や、米国で上場しているETFなどのように、米国内で10%の源泉徴収が行われる場合もあります。

そして、ETFは、金をはじめとする貴金属に投資するものもあります。購入コストは、購入手数料、保有期間中の信託報酬のみとなっており、純金積立よりも年会費や、保管料等がない分コスト面では優れています。さらに、売却益もNISAを活用すれば非課税です。毎月、自分で定期的に購入することで、積立と同じように金投資ができます。

4. 購入時にチェックしておきたいこと

ETFを売却する時は、証券取引所にて売却をします。ETFの中には、取引注文数が少ないETFもあります。その場合、市場の動きと価格に乖離が生じる可能性があるとともに、売却したい時に取引が成立せず、売却できないことも考えられます。したがって、ETFを購入する時は、活発に取引がされているETFかどうかを売買高などで確認しておきましょう。

最後に、ETFは初心者から上級者まで幅広いニーズに対応できる商品となっていますので、NISAをきっかけにETFを活用してみましょう。

●以下にあげた、NISAで上手に投資する際の注意点も一緒に読んでNISAをうまく活用しましょう

分かりやすい。NISAニュース・・・NISAの活用術

NISAの落とし穴・・・NISAについての落とし穴

また

【第1回】NISAで上手に活用する3つの方法とは?~株式の場合~
【第2回】NISAで上手に活用する3つの方法とは?~投信の場合~
もお勧めします。

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